中学校では、3月17日(水)に、Team Color Contestが行われました。
これは、例年体育祭の一つの競技として行われていたもので、各学年の縦割りクラス、6チーム対抗のダンス競技です。
生徒、特に中学3年生が主導となり、曲選び、振り付け、演出など、全てが生徒の手によって実施されます。
今年度は、新型コロナウイルス感染症の猛威により、体育祭は中止を余儀なくされました。
その分、生徒たちは、このTCCに力を注ぎ、この行事の成功に向けて努力を重ねてきました。
感染症予防の観点から、練習にかけられる時間や実施方法は、例年通りとはいきませんでした。
チーム全体の通しの練習も少ない中ではありましたが、隊形を考える中で間を大きくとるなど工夫をしました。
また、直に観戦することは叶わず、教室にライブ中継をする形での実施になりました。
しかし、生徒たちの熱量が冷めることは決してなく、現在の状況に立ち向かい、例年を超えるものを作りたいと強く団結しました。
中学三年生が中心となり、他学年に教える姿は、大きな成長を感じるものでした。
当日、天候にも恵まれ、絶好のTCC日和でした。
各チーム、マスクやバンダナ、ポンポンなどの衣装でチームカラーを再現しています。
各チームのダンスが始まり、グラウンドには歓声ではなく、大きな拍手が響きました。
ダンスを終え、緊張が解けたのか涙ぐむ生徒も見られました。
例年通りとはいきませんでしたが、今できうる最大限のことをしたと多くの生徒が達成感を感じています。
以下、生徒のコメントです。
「コロナウイルスの影響で今までと同じ様な形ではできなかったけれど、形を変えて工夫すれば、また新しい形で以前以上に楽しいTCCを体験することができた。他のこともこの経験と同じように、工夫すれば楽しいことを生み出せるんじゃないかと思った。」
「Withコロナの条件のもとに、企画されたTCCでしたが、先生の力を借りずとも、自分たちの力で何かを成し遂げられるという事が改めてわかりました。」
「こうして皆と協力して何かを作り上げることはコロナウイルス拡大前以来だったので凄く楽しめたし良い思い出になった。互いに接触できなくてもやれることがあることに気づき、今何ができるかを考えるきっかけにもなった。」
「この状況の中でも出来ないことなんてないんだなと思いました。出来ないのは、自分自身で線を引いてしまっているだけで可能なこと、この状況だから出来ることのほうが沢山あるんじゃないかなと気づくことが出来ました。
また、この中で自分たちで考え行動している3年生の背中の大きさにとても助けられました。」
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