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八千代松陰中学校

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2/18(土)実施 土曜講座で「主体的な」学び

投稿日2023/2/19

2/18(土)も、土曜講座でさまざまな学びの場が広がりました。今の土曜講座の注目ポイントは、「生徒の主体的な学び」。誰にやらされるでもなく、自ら積極的に学びを得ようとする姿が印象的な一日でした。

「ファッションからみる社会問題」は、生徒が講師となって開催されたオンラインワークショップ。ファッションの大量生産・大量消費の現状について、消費者や生産企業、そこで働く労働者など多様なステークホルダーの視点を体験するロールプレイの展開は見事でした。この講座には、なんと他校からも参加者が!学校を超えて、オンラインで学びが広がった講座でした。以下、講座を運営した三原田千尋さんの振り返りです。

「今回の講座を開くきっかけになったのは、松陰生以外の人に対して講座を開いてみたらどうなるかという好奇心です。(中略)私たちの問題意識を松陰生ではない人に伝えられてよかったと感じています。(中略)今回の講座を通して改めて、講座の運営の難しさを感じるとともに、環境問題を解決する手段として、現在あるもので最もすばらしいものだと考えていたサーキュラーエコノミーも、見る視点を変えれば、まだまだ改善する余地があり、現状に満足していてはいけないと感じました。講座を開くことで自分の今までの価値観や視点が偏っていたり、不足していることに気がつくことができました。」

 

「DANCE☆LESSON」は、スポーツインストラクターで38期卒業生の市川絢葉さんのサポートを得ながら、高校2年生の藤代麻結花さん・河野琴巴さんの二人が参加者にダンスを教える講座。事前に綿密に練られた予定通り、時間が経つにつれて参加者はメキメキ上達。次回3/11(土)におこなわれる作品発表が楽しみです。

「今日は講師側で土曜講座を行い、すごく楽しかったし、進行も順調だったけどやっぱりペース配分とか一人一人を見ながら次やることを考えるのはすごく大変だった。最後に市川さんにメリハリをつける、自分視点で行うと無理をさせてしまうこともあるんだとわかったので、次の時に活かしてもっと楽しくかつやりがいのある講座にしようと思います。」

 

保護者の皆様にもご参加いただいた「ヨガ・レッスン」も、35期卒業生Kotoneさんによるものでした。教室で、生徒も、保護者も学ぶ。「人生100年時代」と言われるようになりましたが、高校生も大人も年齢に関係なく学べる場に、土曜講座がなっていければと考えています。

「初めてのヨガでしたが先生がとても優しく丁寧に教えて下さったので、疲れましたがとても楽しかったです。」

 

全4回講座の「声と対話のレッスン」では、宿題が出ています。講師の役者・薄平広樹さんから課された宿題は、「お配りしたハガキに、匿名で『①問い②エピソード③贈りたい曲』を書いて来てください。書いてくれた問いに対して対話エクササイズをします。最後に話してくれた二人に曲を送ります。」というものでした。今日の講座では、この宿題に基づいて対話レッスンがおこなわれたのですが…もちろんみんな宿題をやってきます!自分が学びたいことがそこにあるから、主体的に、積極的になれるのですね。

「対話に必要なこととは何かを3つのアプローチから学んだ今回の講座で、対話に対して無知だった状態からかなり成長できたなと思います。具体的には①『Yes&』は新しい計画や案を二人以上で考えるときに有効で、②『関係を対等にする』は上下関係を取っ払って人間対人間で話し合いたいときに使え、③『問う⇔答える/話す⇔聞く』は相手の本当の気持ちを聞き出して、かつ自分の意見を相手に一番伝えられる手段だと思いました。今回の講座はボクにとってかけがえのないものになりました。対話ってこんなに奥が深くて大切なことだと知ることが出来て良かったです。」

土曜講座の学びはまだまだ続きます。ご期待ください!

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