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八千代松陰高等学校

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AEMコース DNA抽出実験

投稿日2021/10/21

AEMコースは定期試験の日の午後、ガイダンスや実験を行います。
10月14日(木)はDNA実験を行いました。
かずさDNA研究所の機材をお借りし、DNA抽出&染色実験を行いました。
さかなの白子・豚のレバー・筍・アスパラガスなどの切片を遠心分離機にかけ、様々な薬品を使って目で見える状態にしました。
じっくり観察をした上で、次は学びの時間です。
かずさDNA研究所の冊子と、齋藤先生オリジナルプリントを使いながら、
今日の実験と結びつけた化学の学習に取り組みました。
大変充実した3時間でした。

生徒の感想をいくつか。
①DNAを抽出する工程の中で、洗剤を入れたり塩を入れたりするのはなぜなのか気になったので講義の中で聞いて納得できました。洗剤は、細胞を破りDNAを取り出すのに、塩はDNA同士を集まりやすくするのに使っていると聞き、自分の身の周りにあるものがこのようなことに役立つことに驚きました。また、エタノールを入れると水とエタノールの間にDNAが集まっているのが肉眼で見えたので、どのような仕組みになっているのか細かく知りたいなと思いました。加えて、ゲルグリーンにDNAをいれたら光る仕組みも知りたいと感じました。これまで化学基礎や生物基礎で習ってきたことが今日の講義で出てきたので結びつけることができてよかったです。今回の実験では抽出したのみだったので、細かい作りも観察してみたいなと思いました。また、DNAを研究することでどのようなことができるのか気になったので、かずさDNA研究所のホームページを拝見しました。世界ではたくさんの研究が行われていて、特に私はニワトリから恐竜を作るという研究に衝撃を受けました。DNAの研究には大きな夢と未来があるなと感じました。
②僕は、中学三年の夏休みに「野菜のDNAを取り出す」というテーマで自由研究を行いました。今回の実験とだいたい手順は同じでした。違った点といえば、遠心分離を使った点とトランスイルミネーターを使ってDNAを確認した点くらいでした。自由研究では36回実験をしたのですが、結果は全部失敗で、DANを抽出、観察することができませんでした。もちろん、遠心分離を行ったということもあるとは思いますが、僕は自由研究での実験は分量を正確に量ることができなかったことが大きな原因だと思っていたので、今回の実験を通して実験を行う際に材料の分量を正確に量ることの大切さを痛感しました。また、自由研究の実験でDANを観察することができなかったので、今回観察することができて、こんな感じなんだなと思い、今まで想像や絵、見るにしてもアニメーションなどで勉強してきたDNAを実際に見ることで、イメージが湧き今までより理解することだできたように感じます。今後も実験などで習ったものを実物として見ることができる機会があったら、積極的に参加していき自分の理解を深めることができるようにしていきたいと思います。
③今回の実験で得られたことは2つある。1つ目は、普段の化学や生物は別々で勉強しているが、今回の実験は化学と生物の2つの知識を使ったため、それぞれの知識ががつながる感覚を体験することができた。この事によって、より深い理解をするためにはやはり知識の点同士をつないで行くことが大切だと思った。2つ目は、実験をすることにより、ふだんの机上で行う勉強では得られない知識を得ることができた。詳しく言うと、教科書などに実験の写真が乗っていてそれを見て理解した気になっているが、やはりそれを実際に行ってみることによって反応の過程を知ることができたり、失敗したときなどは、どうしたらもっと良く行うことができるのかなどを考えたりすることができて、分析力をつけられると思った。これらの2つのことを踏まえて、科学の実験に限らず数学や英語も問題演習をするのみでなく、実際に生活に生かしてみたりするのが良いと思った。

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