
電気通信大学が,高校生に対してプログラミングを学べる機会として2019年度より開講している「高大連携・基礎プログラミング」に,高校2年生IGSコースに在籍する4名の生徒が参加しました。大学の講義と同じカリキュラムのものですので,内容も難しく,どの課題も挑戦し甲斐のあるものばかりでした。
今年度は新型コロナウィルス感染症の拡大予防のため,スクーリングを対面とオンラインの2通りの方法から選んで半年間受講してきましたが,今回は最終プレゼン発表を目的としたスクーリングに参加してきました。
今回のテーマは,C言語を用いての「動画を生成するプログラムの作成」でした。本校生徒はペアとなって,自動車を走らせるプログラムを作成し,好評を博しました。
通常の学校での授業と並行しての学びでしたので,参加した生徒たちは非常に苦労していましたが,発表を終えた後は達成感に満ち溢れた様子でした。
プログラミングに精通した生徒ばかりではなかったので,今回の講座に参加を決意することにも勇気が必要だったでしょうし,途中でめげそうになったこともあったと思います。しかし,決して平坦な道のりではなかったからこそ,やり遂げたという充実感が得られたのだと思います。
高校生のうちから大学の講義に触れることは,かけがえのない経験となったはずです。プログラミングの知識だけではなく,課題に取り組む過程で育んだ学びを今後に生かすことを願っています。
以下,参加した生徒からの感想になります。
「他の方の発表を聞いて同じ課題でも色々な視点があるんだなと思いました。特に動画を生成するという課題に対して”動画を生成するアプリ”をつくった学校があったのが面白かったです。
高度なプログラムでなくてもアイデアで自分たちの色を出していた学校も多く、とても勉強になりました。」