AEMコースには、ESTゼミという時間があります。
週4日(数学2日・英語1日・化学1日)7時間目の時間に、授業を受けています。
今日の化学は6・7時間目を使っての実験でした。実験を行う中で、コロイド溶液の性質を学びました。 沸騰している純水に塩化鉄(Ⅲ)溶液を滴下して、水酸化鉄(Ⅲ)のコロイド溶液を作り、コロイド溶液にレーザー光線を当ててチンダル現象を確認したり、光学顕微鏡でブラウン運動を観察したり、透析用のセロハンチューブを使った透析などを行いました。
AEMコースでは、「現実的な学び」を大切にしています。「現実的な学び」とは、二つのことを意味します。一つは「今の学びが、将来どう生かされるかを、意識した学び」、そして二つ目が「直前に暗記して試験に臨むのではなく、常に頭に残り、様々な場面で活用できる学び」です。本日の実験によって、「コロイドの性質」が、活用できる知識として定着したことと思います。
※実験の写真は光学顕微鏡で牛乳や墨汁など様々なコロイドを観察しているところです。
文系の生徒たちは、裏番組で、世界史と日本史の授業を受けています。人数が少ないので、まさに個別指導! 贅沢な時間です。論述対策をしていました。
感想を1名だけ。
授業でコロイドを習ったときは少し理解するのに苦しんだけれど、実際に実験を行うことでより理解を深めることができました。また、実験は本当に繊細なものであり、少しのミスが大きな結果の違いにつながるのだということを常に意識しながら作業を進めることができました。1つ目の実験では、コロイドが入っている水溶液のみがレーザーの光を通していました。これはコロイドが分散媒中に分散したまま凝集・沈殿せず、粒子が光を散乱することによって光の通り道ができたチンダル現象と呼ばれるものだと思います。2つ目の実験では、墨汁や牛乳、絵の具などを顕微鏡で覗き、コロイドが実際に動いているところを見ることができました。その見るものや量によっても違いがあり、見やすいものや見にくいものがありました。例えば、牛乳よりも墨汁のほうが色がついているからなのか、見やすく感じました。今回の実験で得られた経験や知識をプリントや他の紙にしっかりとまとめておき、これからの自分に生かしていけるようにしたいです。
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