「かずさDNA研究所」のご協力の下、「DNAオンライン講座~ALDH2遺伝子の多型解析」を行いました。かずさDNA研究所の講師の先生方はリモートで指導してくださり、生徒たちは本校生物室で実験を行いました。
実験内容は、ALDH2(アルデヒド脱水素酵素)の遺伝子解析実験です。口腔粘膜細胞からDNAを取り出し、PCRと電気泳動を行いました。この結果から、アルコールの分解に関わるALDH2遺伝子をどのように持っているかが推測でき、お酒に強い体質か、弱い体質かを確認することができました。
個人ごとにゲノムのDNA配列が異なること、遺伝子解析により体質を予測できることを学ぶとともに、PCR検査の原理についても理解することができたようです。考察および感想を以下に紹介します。
考察①
プライマーがこの実験における核となっており、ここで指定するDNA塩基配列を変えることで他の要素の判定が可能なのかなと思った。
考察②
最近下戸型がふえてきているため、将来的には酒豪型よりも多くの人数になり、酒をのむひとが減ったり、酒による事故が増えるのだと考えた。また下戸型が増えてきた要因として、コロナや、ストレスから飲む人が減って耐性がなくなって来ているか、たまたま親の遺伝子でどちらも酒に弱い方を受け取っていると考えた。
感想①
事前に実験の映像を見ていたので、大きなミスをせず、スムーズに実験を進めることができた。あの短時間で自分のDNAを分析することができるなんて、科学の技術はすごいと改めて思った。タッピングをするとき、本当にこれでいいのかという風に感じたけど、実験が成功してよかった。準備や監督をしてくださった先生方や、かずさDNA研究所のみなさん、本当にありがとうございました。
感想②
今まで教科書や参考書だけでDNAというものはよくわからなかったが、実験を通して確かに存在するものなのだなあと思った。ゲノム編集はあまり良くないことなのかもしれないけれど、レッドリストにのっている動物くらいに対してならゲノム編集で個体数が増やせないのだろうかと考えた。
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