こんにちは、演劇部です!
今回は、先日行った舞台美術・衣装研修について紹介します。
布の町日暮里!にっぽり繊維街と呼ばれるエリアには、生地問屋さんが密集しています。
ダンスなどの衣装に使われる生地や、装飾に使われるレース類まで、エリア全体が裁縫店のようになっています。
社交ダンス、革、ビーズ、インテリア、そして舞台美術として用いられるジョーゼットなど、
得意分野の異なる様々な店舗が連なります。
光の透過率や生地の厚さ・質感など、どのような生地を用いるかによって、舞台上での効果は大きく異なります。
例えば紗幕。肉眼でうっすら透けている繊細な生地を用います。
これは表から照明が当たっていると幕の後ろは見えませんが、
幕の後ろから幕に対して照明を当てると、幕の後ろにいる人物もくっきりと見せることができます。
幕の向こうにもう一つ別の世界があるような、ファンタジックな印象にもなりますね。
また、ドレープ(しわ)の寄せ具合によっても、照明と合わさってさまざまな表情を見せてくれます。
(2022秋大会「ヒア・カムズ・ザ・サン」)
また、赤い光を当てて炎を表現したり、プロジェクターで映写したりして、様々な上演効果を生み出せます。
とっても面白いと思いませんか?
関わっているスタッフだけでも装置・照明・衣装がいるので、
みんなで力を合わせて作る様子が浮かぶのではないかと思います。
そのほか、衣装に使用する生地も含めてたくさんの研修が行われました。
文化祭と春大会で上演する作品「戦国SNS時代」でも、幕や照明の効果が用いられますので、
おいでになる皆様はぜひお楽しみに!!
余談ですが、休憩で訪れた喫茶店に素敵な時計が置いてありました。
「物語が生まれそうだね」と部員たち。
演劇や研修を通して、身の回りの世界の見方も変わっているようです。
今回も
Copyright(c) Yachiyoshoin gakuen All Rights Reserved.