こんにちは、演劇部です!
先日、福島を拠点に活躍される新聞史研究家、ノンフィクション・ライターである町田久次さんが、
演劇部を訪問してくださいました。
福島の新聞史研究家と、松陰演劇部…とても意外な組み合わせだと感じませんか?
この両者を結ぶものは、「木村よしの」です。
「木村よしの」は、演劇部が現在創作している『結婚相談所員の手記』という作品の語り手であり主人公である女性です。
この女性は実在の人物で、昭和初期〜戦後まで、東京都の結婚相談所で相談員として活躍した女性で、
その経験談などをもとに昭和18年に出版された手記が『結婚相談所員の手記』です。
謎の多い人物で、どんな人物なんだろう?と作品を創るにあたって調査していく際、
町田さんの著書『木村よしの おんな記者伝』と出会い、出版社を通じて連絡をしたところ、
なんと日帰りで!松陰まで飛んできてくださいました。
町田さんは、ご自身が所属していた福島民友新聞社の初の女性記者であったと目される「木村よしの」に注目して、10年以上研究をされてきた方でもあります。
当日は、演劇部の通し稽古を見てくださっただけでなく、
「木村よしの」役の生徒、演出の生徒ともお話をしてくださいました。
対話を通して、80年前の人物を演じるにあたってわからなかった空気感、悩んでいたことなどの、
糸口をいただいた心持ちでした。
今回の作品では、保護者の方、OB・OGの方々だけでなく、作品を通じたさまざまな方に、
本当にお力添えをいただいています。
少しでもご期待に応えられますよう、
おもしろいものを作って県大会に臨みます!
みなさま、今後ともよろしくお願いいたします。
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