こんにちは、演劇部です!
夏から取り組んできた作品「オロチの鉄(くろがね)」を県大会で上演し、
優秀賞三席(千葉県4位)、舞台美術賞3位の結果をいただきました!
ポスターデザインはカンナ役を務めた2年のNさんです。大好評でした!
弥生時代の終わりから古墳時代に突入し、ヤマト朝廷が力をつけて各地を統治していく時代を舞台に、鉄づくりの民「オロチ」の少女カンナが、敵とは知らずヤマト兵のサビトを助けたところから物語が動き出します。
自分たちの誇りをかけて生き抜こうとするオロチとヤマトの対立を通して、許しと共生や、人の再生を描きました。
実はモチーフの一つである「古代の鉄づくり」は、学校のある八千代市と深い関係にあります。
学校の近くには3世紀後半の製鉄遺構「沖塚遺跡」(日本最古級)があり、古代の八千代に製鉄民の彼らがいた形跡が残っていますが、その足跡は謎に包まれています。
大陸から来た最先端の製鉄技術が、こんなにも早い時代に関東の、それも千葉にあるなんて不思議な話です。そして鉄は金よりも価値がある一方で、製鉄民は蔑まれる対象でもありました。
一体どうして、どうやって千葉に来たのか。どんな彼らだったのか。
製鉄のモチーフに惹かれてリサーチを重ねて、夏休みには部員みんなで実際に鍛治体験もして……
古代すぎて分からないことも多かったけれど、彼らのドラマの中に現代を生きる私たちのテーマを乗せられたと思います。
Copyright(c) Yachiyoshoin gakuen All Rights Reserved.