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八千代松陰中学校

中学IGS 2年 JCP:事前学習②

投稿日2025/10/27

2025/10/16、中学IGSコース2年生は、校内で2回目のJCP事前学習会を開催しました。

あらためて、JCPとはジャパン・チャレンジ・プログラム(Japan Challenge Program)の略称です。

学年の最後に出かける京都奈良への修学旅行に向けて、そのための事前準備として京都や奈良の伝統や歴史を学び、現地での実地研修をさらに充実させていこうとする取り組みのことです。

今回も、㈱SUN Realityより、西條康介氏をゲスト講師にお迎えしました。

本日の探究テーマは、「京都を訪れる前に 住職さんの悩みを解消するプランを立案せよ!」

京都にある仁和寺の住職さんが抱えている悩みを全員で共有しながら、このお寺の伝統や文化を後世に伝えるためにはどのようなアイデアが考えられるか、SDGsの観点を混ぜながら議論し合いました。

議論の中では、さまざまなアイデアが生まれていましたが、途中、「現代の仏師と最新技術」と題した動画教材も紹介していただき、およそお寺とは無縁に思えるような提案をする班も出てきてとても面白い発表になりました!

それぞれの班が発表した提案のお陰で、日本のお寺を参拝するイメージもガラリと変わりそうです。

きっと、彼らの修学旅行もより深みのある研修となることでしょう!京都と奈良へ行くのが、より一層楽しみになりました!

西條さん、本日の授業もありがとうざいました! 以下、生徒たちの感想です。

・今、お寺や仏師など伝統的なものの数が減少していっているという話を聞きました。 今回の授業ではそれを阻止するためにどのような取り組みがされているのか、また私達ができることはどのようなものがあるのかを調べていきました。 まず今はどのような取り組みがされているのか、あるお寺についてかかれた動画を見て確認しました。 そのお寺の取り組みには建物の修理の費用のため、「御室ムスメ」というキャラクターを作り、 グッズ化していたり、そこのお寺を貸切&宿泊ができる制度も作っていました。 伝統の存続のためには若い人に注目されるようなものを行うことが大切だと話していました。 また、仏師の方の話によると、いろいろな人にその仕事を広めるために、小さな仏像(3Dプリンターで作ったもの)をドローンに乗せて空をまるで飛んでいるように見せたりなどしていました。やはり、この方も伝統の存続のためには若い人に注目されるようなものを行うことが大切だと話していました。 このような話を聞いて私達ができることを考えたときに、大切だなと感じたことは、若い人に注目されるような事柄を始めるが大切なことだと感じました。動画で見た人たちが言っていたように今を発展させていく人たちに注目が往くような事柄を始めれば、自然と目についてくれるのではと思いました。

・今回の授業では、京都でいまかかえている課題について詳しくしってその課題についてチームで考えることができました。 京都が、いまかかえている問題は寺など住職の後継者がいないということ。観光客がこなくてお金を集めることができなくて建物を修理することができないこと。などがあります。 その課題についてチームでどのようにしたら観光客が来るのか、住職について興味を持ってもらうことはできるのか考えました。 実際におこなっていることとして、キャラクターをつくって推し活ができるようにする。世界文化遺産に泊まれる貴重な経験ができる体験のぷらんを作るなどがありました。 自分たちで考えた案は、若い人に注目されるようなことをするということでした。若い人は寺などに興味がない人がたくさんいるからその人たちに興味を持ってもらえるような取り組みをすれば来る人が増えるのではないかと考えました。 京都に行ったら今回の授業で学んだことをいかして行きたいです。

・全く関わろうとしなかった仏教をいまとても興味を持ちました。なんと仏教に関する本まで買ってしまいました。やはりいろいろな新鮮な刺激に触れることをいままでしてこなかったので、それが大事なんだなと感じました。それと正直無駄だと思っていた、人手不足の対策がこんな形で意欲が湧くようになるなんてとても驚きました。始まりはキャラクターでしたが仏教の仏教ですら本当ではないのだというスタンスに感激を受けました。これからもいろいろなことを考えて生きていこうと思います。

・今、日本では、お寺や仏様を作る仏師という役職の人が後継者や次の世代に伝える人が減ってきていて、それを対処するために、色々な工夫をしていることがわかりました。特に面白いなと思ったのは、御室八十八カ所を一つ一つキャラクターにして、グッズなどを出して推して貰うというもので、この背景にある台風のせいで、修繕費が必要になったというものと、後世に伝えるというもので、この挑戦は画期的なもので、興味をそそられるし、とてもいいなど思いました。仏師の話では、仏様の下に雲がよく彫られている理由や、空中に浮かせるために、ドローンを使ったりして、忠実に仏様を表現し、かつ現代の技術を使っていて、新た一歩になるなと、思いました。そして、最後の発表では、自分では、思いつたかった方法などを聞きとても、良いものになりました。日本の伝統を残すためにも、このような機会を利用して、伝統について、知ろうと思います。

・私は今回の講義を受けて仁和寺について詳しく知ることが出来たこととSDGsと関連付けて講義を受けることによって、SDGsの問題点でここは改善できそうだな、などという発見をすることが出来たのではないかと感じました。 SDGsを関連付けて講義を受けて私は、身近なところでもSDGsは関係しているんだな、と少し驚きつつ自分でも出来ることがあるということがわかり貢献していきたいと感じました。 今回の講義で私はSDGsの4番、「質の高い教育をみんなに」が大きく関連しているのではないか?と感じました。 京都だけに限らず他の地域、都道府県でも似たような活動をしているのならば日本はまだ達成できていない4番の目標を達成できるのではないかと考えました。簡単に解決できることではないので自分たちでも積極的に出来ることを模索して達成させていくのがとても言いことなのではないか、と考えました。

・お寺などの歴史ある伝統的なものでも沢山の工夫をしなければいけない状況に陥ってしまっているのだなと、少し危機感をもちました。御室ムスメは、自分の好きなイラストレーターさんが阿波の御室ムスメを担当していて、そのキャラクターのグッズを買いたいなと思いました。クリアファイルなど、たったの2点しかグッズがなく、少し残念に思っています。徳島、高知、愛媛、香川に御室ムスメがいおるらしく、京都にグッズは売っていないのか調べておきたいです。 仏師に関しては、あまり素直に理解できませんでした。理由は2つあり、1つ目は仏像を3Dプリンターで作ってしまって良いのかということです。人手不足ということもあって仕方がないことなのかもしれませんが、他の仏師さんからの反対の声などがなかったのか疑問にもちました。2つ目は仏像をドローンに乗せていたことです。私には罰当たりなんじゃないかと思いました。しかしネットで検索をかけてみるとドローン仏を使用している寺が多く、謎が深まりました。

・西条さんのお話を聞いて、京都に関わらず色々なところにたくさん五重塔があることを知りました。また、お寺では人が来ないことを萌えキャラをつくったり、お寺自体を宿泊施設にして貸切できたりするなどの取り組みをしていて、結構思い切った決断だと思って、すごいと思いました。その、お寺に人が来なくなってしまったことの解決策をSDGsと少し結びつけたり、自分たちのグループワークなどで考えたりしました。グループワークの方はあまりしっくりした解決策は思い浮かばなかったんですけど、私たちはインターネットを通じたり、なにか景品をもらえたり、イベント開催などを考えました。でも、他の班の発表とか聞いてあ、確かにーって思うことが多かったです。発表準備する時間があまりなかったので、次からはしっかり最初から準備できるようにしようと思います。

・今回の授業で、京都にある寺の住職さんの悩みについて学ぶことができました。最初は住職の悩みは思いつかなかったのですが、考えるうちに後継者不足や、自然災害によって寺の一部が壊れてしまうなどのことを知って、単純なことだけどそれを改善していく事は大変だなと思いました。また、それらの解決を図る為に行っている方法は、SDGsとどのような関係があるのかを考えたところ自分は若者に寺などの文化に触れてもらうという結論になりました。また、三浦さんの活動についてSDGsとの関係を考えたところ、若者に平安文化について興味を持ってもらう事ができると思いました。前回の授業では、京都のまちづくりについてなどを学びましたが、今回は住職さんと寺についてが題材だったので、少し関連しているのかなと思いました。AIと会話ができるLANGXというサイトを説明してもらっているときに興味が湧いてきたので暇な時に試してみたいなと思いました。

・今京都では新しいテクノロジー(ドローンなど)を利用した寺があることを知りとても驚きました。たしかに便利だとは思うけど寺の昔ながらの雰囲気(電子機器を使わない)、伝統が新しいテクノロジーが入るにつれて減っていく、もしくはなくなっていっちゃうのではないかなと少し心配にもなりました。でもどこか修復作業をしたほうがいいんじゃないかという確認のためにドローンを使用するのは頭がいいなと思いました。寺の住職さんが減っていることも問題視されいて寺のことをやりながら一人や少人数で京都の大きな寺の修復作業の確認をするのはとても大変だと思うからそういう意味ではドローンを使用するのは寺の住職さんたちのダメーzが減るのではないかなとも思いました。今回の反省点はスライドづくりの点です。わたしたちの班は始めるのが遅くて全然間に合いませんでした。なので次からは、はじめから集中して取り組んでトップバッターでもきちんと発表ができるようにしたいです。それにアニメーションや画像もあまり入れられなかったのでそこも次のJCPでは改善して行きたいなと思いました。

・いままで、お寺に対して強いイメージはなかったけれど、今回の事前学習をうけて、いまのお寺にはいろいろな問題(後継者のことなど)があり、それに対して若い人も気軽にお寺にこれるような取り組みをしていることを知り、すごい取り組みだなと思いました。特に、オリジナルのキャラクターを作るという対策はいまどきだなと思ったし、若い人に向けたものとしていい案だなと思いました。他にも、九州の観光地(九州八十八ヶ所)を京都にも御室八十八ヶ所として作り、九州まで行かなくても京都でまわれるようにしたという対策は頭がいいなと思いました。グループ活動のときは、積極的にスライドを作ったり、分担して作ったりしているうちに、前よりもみんなの会話が広がっていて、よかったなと思いました。スライドをつくるときは、今日学んだことと自分で調べたことをかけあわせながら作れたし、ここをこうすればもっと面白くなるんじゃないか 、見やすくなるんじゃないかを班で共有しながら作れたので、20分という短い時間だったけれど、思ってた以上にいいスライドを作れたんじゃないかなと思いました。

・今回も、前回に続き、悩み,問題などをSDGsと結びつけて発表しました。どの悩みがSDGsのなにと結びつけられるかというのが、考えるうえで一番難しかったです。しかし、みんなの発表を聞いたりすると、「確かに…」や、「なるほど」など、理解が出来ました。また、すごく意外なところと結びつけた、古橋君の発表がすごく面白かったです。ちゃっかり御室ムスメにハマっていて、そこも面白かったし、ハマらせるほどの魅力が御室ムスメにあるんだなと思いました。そこから、仁和寺のお坊さんがこの御室ムスメをつくったのは間違えじゃなかったと思いました。そんな魅力のある御室ムスメには少し欠点というか、ちょっと残念だと思うところがあり、それは、世間にあまり知られていないところです。YouTubeや公式Xを見てみると、ある程度は知られているようですが、日本の人口と比べてしまうと、ホントに少数の人物しか知らないという事がわかります。そこが少し残念だと思いました。

・今回の事前学習のテーマが住職さんの悩みを解消するというもので、西條さんが持ってきた動画を見て、住職の方々が今悩んでいることがよくわかりました。まず、仁和寺というお寺では若い人たちに興味を持ってもらい、お寺の後を継いで貰うためにたくさんの取り組みをしていました。1つ目が高校生以下は拝観料が無料であること、2つ目が御室ムスメという88種類もいる若者向けのキャラクターを作ったこと、でこのような取り組みはすべて若者がお寺に少しでも興味を持ってほしいという気持ちからできています。また、仁和寺は2度の台風の被害が大きく、それを直すのに数十億かかる、、、そこで提案されたのが、仁和寺に宿泊+貸切(1泊100万)というもので決して安くはないけど仁和寺への寄付だと思ってほしいそうです。ここまでしてお寺の後を継いでほしい、残していきたいんだなと感心しました。これからの取り組みも気になりますし頑張って欲しいと思いました。

・今回の講義のテーマは京都の神社の後世に神社を残すための取り組みについてだと思いました。 まず、講義では実際に神社の方々は若者が神社に来たくなるように巫女のカードを作る。という取り組みをしていました。実際に若者の量は増加してこの取り組みはすごいと思いました。 次に、僕達はスライドを使って10年後の神社はどの様になっているかについてのプレゼンをしました。僕達は10年後も変わらないという考えを軸に色々考察をしましたが、 スライドをうまく使うことができずうまく発表ができませんでした。 今回の講義は、短い時間で考察してスライドにまとめるということができてとても自分のためになったと思いました。

・今回は2回目の、京都でも修学旅行に向けたJCP、ジャパンチャレンジプログラム、を行いました。今回も西条さんに起こしいただいて、講義を受けました。今回のテーマは、「京都を訪れる前に住職さんの悩みを解消プランを立案せよ!」でした。住職さんの悩みの多くは、お寺や住職という役職、仕事が後世に継がれていないことだそうです。その悩みを解消するための手段として、小室八十八ヶ所それぞれに一人、合計88人の娘キャラクター作り、御室ムスメというキャラクターたちを作り上げたということです。このキャラクターたちが若者を呼び寄せ、若者に関心をもたせることが目的だということです。また、一拍100万円という、一見高すぎるような朱悪泊プランは、できるだけお客さんの要望に答えられるようにした、夢のわがまま宿泊プランだということです。能を見たり貸切で泊まることができるそうです。また、仏像を後世に残すために、アイドルとコラボしてポップユニットを立ち上げ、これも御室ムスメと同じく、若者に関心をもたせる工夫のようです。私達は、リアルとバーチャル両方で、寺に足を運んでもらうリピーターになってもらうにはどうすればいいかについて調べ、アーティストとコラボしたり、スタンプラリーを行ったり、御室ムスメのゲームを作ったりすればいいという意見が出て、それをスライドにまとめたところ、見事私達の班が優勝しました。今回の講義で、さらに京都、そしてお寺や住職さんたちの悩み、仏像の魅力について学ぶことができたと思います。今回はありがとうございました。

・今日はいろいろなお寺が直面している問題と、その問題に対してどのような対策をしていっているのかについて知ることができました。  特に印象に残っているお寺は仁和寺です。このお寺の八十八ヶ所霊場を88人ものキャラクターで表しているところに興味をひかれました。この御室ムスメは一人一人がしっかりと描かれ、声優もついていて、かわいいので推しをつくるのもいいと思います。また、100万円で趣きのある建物に泊まれて、世界遺産にも登録されている仁和寺を貸切できるというのはとても魅力的だと思います。そこで雅楽や能も見られるというのもすごいと思います。今のわたしにとって100万を払うだなんて到底できません。なので、大人になって京都を訪れる機会があったら宿泊してみたいです。  最後に行ったスライド作りで短い時間の中、より良いスライドを仕上げるのは難しかったです。今後、スライドを作るときは今回のことを活かして発表を聞いている人にとってどうしたら言いたいことが伝わりやすいのかを考えながら作っていこうと思います。

第3回目の学習会は、12月に開催します。彼らの成長とともに、ご期待ください!

 

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