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八千代松陰高等学校

AEM2年 物理セミナー

投稿日2024/7/2

 今回は,横浜薬科大学の加藤先生にいらして頂き,放射線に関して講義と実習を行いました。

ニュースなど「放射線」「放射能」について聞き馴染みはあるものの,具体的にどのようなものかは知りませんでした。

日常の様々なものから放射線は生まれていること,人間の使い方次第で便利にも危険にもなり得るものなど,

前提知識がなくても基本的なことから説明してくださったため,放射線についてよく知ることができました。

 セミナーの後半では簡易的な放射線測定器である「はかるくん」を手に,校内を散策し,どのような場所では放射線が強くなるのかを,数値を測定しながら学びました。

生徒の感想を紹介します。

<生徒の感想①>

 テレビのニュースで放射線という単語を何度も耳にしたことがある。ただ,福島第一原発の事故など,放射線は人体に悪影響を与え,非常に危険なものであるというイメージをもっていた。しかし,今回話を聞いて,自分達は常に放射線を浴びているということを知り,とても驚いた。身近なところで放射線を浴びているということを多くの人が認識する必要があると感じた。

<生徒の感想②>

 私は特に,放射線が原子同士の結合を切ることに興味を持ちました。放射線を浴びすぎると人体に影響を及ぼすことは知っていましたが,DNAを損傷させ,修復させる時に失敗するとガンになることもあることを知って,少しの量を浴びるだけだったら危険性が少ないことがわかり,知らないことをそのままにして,怖いだけのイメージをもつのをやめようと思いました。また,放射線の歴史のようなものだったり,放射線の仕組みを知ることができ,もう少し詳しく知りたいと思いました。

 霧箱で放射線を見て観察する実験では,普段,日常では見えないものが見えるようになったので,とてもワクワクした気持ちになりました。

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