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八千代松陰高等学校

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演劇部 「もしイタ」上演レポ!

投稿日2024/7/17

こんにちは、演劇部です!!
少し時間がたってしまったのですが、今回は衣装のSが文化祭と春大会で上演した「もしイタ」の上演レポートをお伝えします。(文化祭については6/9、春大会については6/11のブログに詳しく書いているので是非ご覧ください!)

最初に作品の概要についてお話させていただきます。

『もしイタ〜もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら』というこの作品の舞台は2011年の青森のとある学校です。野球部に一人の女子マネージャー(エリカ)が入部します。甲子園を目指して奮起しますが実際は部員は8人しかおらず、試合にも出られない状況で部員はやる気がありません。そんな中、被災地からやってきた元野球部員の男の子(カズサ)に出会います。「野球はもうしないから」という彼を説得して再び甲子園を目指すためにコーチをつけてもらうことになったのですが、やってきたのは死者の魂を憑依させることができる老婆、イタコでした。

この作品は東日本大震災をテーマにした畑澤聖悟さんの脚本で、全国大会でも上演されたものです。
次に場面ごとに振り返って上演上の工夫や稽古の様子などをお話していこうと思います。

 

今回の劇は緞帳(幕)が開いての始まりではなく舞台上にキャストがいる状態で演出の挨拶から始まりました。私の代では初めての試みだったので少しドキドキしましたが演出のNさんの挨拶から「プレイ!」という合図で始まる演出は舞台上にいながらもかっこいい始まり方で気に入っています。

エリカが部員を勧誘するシーンでは実際に見に来てくださった方から必死さが伝わってきてエリカの圧に飲まれそうになったとの感想もあり、最初からお客さんの心を掴めたみたいで嬉しかったです。
また、カズサがトイレに逃げ込むシーンでは以前、部活で行われたワークショップで部員がしていたものをそのまま採用していたりと休み時間のシーンは多くの部員のアイディア、提案が詰め込まれています。

他の場面と一気に雰囲気が変わって東日本大震災を表現したシーンではサカナクションのルーキーという曲に合わせて役者たちが実際の震災時の様子をもとに演じています。このシーンはこの作品の中でとても大事な部分に当たるため個人的には一番稽古で苦しんでいる部員が多かったような気がします。震災当時、私はまだ5歳だったので震災についてのことを詳しく覚えていなかったのですがここのシーンを練習していく中で考えさせられるものがありました。

そして部室のシーンでは少し前にサックスが吹ける部員が入部してくれたため舞台上で楽器を演奏するという少し変わった演出になりました。実際見てくださった方も驚いてくれたのではないでしょうか?

カズサが戻ってくるまでの練習シーンはタツヤの熱血っぷりと部員たちのセリフ、急なカラスの登場で本番は客席から笑い声がたくさん聞こえてきてとてもやりがいを感じました。カラスの衣装はヘルメットと段ボールで形を作ったり、より大きく見えるように羽のところにジグザグの飾りをつけたりしたんですよ!

骨組みには、新体操部さんからいただいた、壊れてしまったフラフープを使いました!新体操部さん、ありがとうございました。

 

イタコが霊能力を使って死んだ人を降ろすシーンでは、マラカスと鈴を舞台上で鳴らすことで目には見えないものが舞台上に舞い降りているかのような迫力を表現しました!!私も稽古でやってみたのですが実は結構きれいな音を鳴らすのにコツがいて難しかったです。


先生方のシーンではほとんどの先生がモチーフがありそこからイメージを膨らませて役を作っている役者が多かったです。次々と電話を取るシーンもどのようにしたらテンポが良く面白くなるかどうか考えて場面を作りました。


このシーンでは「宇宙戦艦ヤマト」にあわせてチアダンスを披露しました。最初はほとんどの部員が本当に踊ることができるのか不安がっていましたがチアダンスが上手な部員を中心にダンスの得意な部員が苦手な人に休憩時間つきっきりで教え下あげている姿がよく見られました。特にこのシーンは今年から部員が増えたおかげでより迫力が感じられました。

 

試合シーン!ここの場面ではほとんどの役者が舞台上に立っており熱気あふれる場面となっています。試合中のスローの動きは繰り返し何度も練習しました。特に今回が初舞台の1年生は苦戦している子が多いように見えましたが先輩たちや先生からたくさんアドバイスをもらい当日はのびのびとできているように感じました。

机を得点板に見立てたり、音響卓が一気に実況席になったりと普段使っているものが大変身しています。
例えばホームベースはレスリング部さんからお借りした重しを装置のスタッフが段ボールとテープを使って作りました。

最後はカズサの挨拶で幕を閉じました。礼に始まり礼で終わるこの演出は野球部が試合前と試合後に挨拶をするのと似ていてこの劇にピッタリの終幕となったと思います。

最後に、この 『もしイタ』という作品で私達3年生は引退となりましたが最後に部員のみんなと素敵な舞台を作れたことをとても嬉しく思います。遅くなってしまいましたがOB、OGの先輩方、レスリング部、新体操部、野球部、講師の薄平さん、顧問の先生方、この劇に携わってくださった皆様、本当にありがとうございました!!

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