7月23日〔火〕、文芸部は、夏季休暇中の活動として江戸文学に触れる深川散策を行いました。
まずは、清澄白河にある深川江戸記念館へ向かいます。
江戸時代の深川。当時の暮らしの工夫や知恵について、ガイドさんの説明を聞きながら理解を深めました。
そして、深川といえば、「深川めし」!「深川めし」は、ざっくりと切った葱と生のあさりを味噌で煮込んで熱いご飯にぶっかけた漁師の知恵の一品です。ここ深川は、江戸時代は漁師の町として栄え、特に良質のあさりがたくさん捕れ、深川名物とされていました。忙しい漁の合間に手早く作れ、しかもおいしく栄養価の高い「深川めし」は、漁師の日常食としてもてはやされたそうです。あさりの出汁のきいた炊き込みご飯「深川めし」と、あさりの出汁をぶっかけにした「深川丼」を、みんなで堪能しました。
続いて、江戸文学を代表する松尾芭蕉の記念館へ移動です。
松尾芭蕉は、延宝8年に日本橋から深川の草庵に移り住み、多くの名句や『おくの細道』などの紀行文を残しています。こちらの記念館では、芭蕉や俳諧関係の資料が展示されています。生徒たちは、当時の芭蕉の旅の行程を知ったり、芭蕉の句に詠まれた思いに触れたりしました。
今回の深川散策では、江戸時代の文化や歴史に触れ、江戸文学についてさらに学びを深めることができた、貴重な機会となりました。
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