10月26日(土)も、様々なジャンルの講座が展開されました。 中間試験も終わり、次の目標に向けて歩み始めた中高生ですが、 毎週土曜講座に参加して、視野を広げている生徒がたくさんいます。
本日は、その中でも多くの参加者が集まった講座『ニューロダイバーシティを考える』を紹介いたします。 株式会社ライデック 発達心理研究所 代表、新津田沼メンタルクリニック 副院長の松澤 大輔 様をお招きし、 ニューロダイバーシティの考え方に関して、お話をしていただきました。 注目ポイント① 在校生が創り上げた講座 この講座のファシリテーターは、高校2年生の金田さん・高校1年生の千葉さんです。 高校の全校生徒は2000人以上いる中で、学年の違う生徒同士がなぜ出会ったのでしょう? クラブが同じ?委員会が同じ?・・・いいえ、どちらも違います。 2人は、1学期に同じ土曜講座を受講したことがキッカケで出会いました。 八千代松陰の土曜講座では、中学1年生から高校3年生まで同じ教室で受講することで、 クラブ活動や委員会活動よりもさらに広い交流が生まれる可能性があります。 ここまで時間をかけて講座を設計し、松澤先生との貴重なコラボレーションとなりました! 注目ポイント② 全員で学び合う講座 この講座の教室には、生徒・保護者・教員、合わせて50名の参加者がいました。まさに、ダイバーシティ。 八千代松陰の1教室が、他のどこの学校にも見られないような素晴らしい空間になっていました。 生徒が教壇に立って教員に向けて話をするのは普段は見られないことですが、これができるのが土曜講座です。 講師の松澤先生もディスカッションに加わっていただき、その場にいる全員で学び合うことができました。 最後に、参加者の皆さんの感想をご紹介します。 自分は精神科医の仕事に興味があり今回受講しました。 グループディスカッションを通じて人間一人一人の持つ個性や価値観について考えさせられる とても良い講座でした。障害を持つ人を何かが劣った存在、欠けている存在と捉えるのではなく、 独自の文化を持つ人と捉える考え方はとても共感できました。 ニューロダイバーシティの考え方がもっと色んな人に広まれば共生社会の実現も可能だと思います。 勉強のモチベーションも高まってとても良かったです。(高校1年生) 生徒だけではなく、保護者の方や先生方ともディスカッションをすることで、 様々な意見を知り、考えを深めることができました。 いわゆるADHDやASDについては、「症状として診断されていないからそれには当てはまらない」 というわけではなく、誰でも何かしら当てはまる面は持っているが、それが強いか弱いかで 名称がつけられているのだと思いました。そのため、自分の個性を知ることも 共生に繋がる大事な第一歩なのではないかと考えました。(中学2年生) ニューロダイパーシティという題名に惹かれたのと、高校生が開設する講座がどのようなものか、興味があって受講しました。 自分の想いをテーマに司会も、しっかり意見感想を交えながら進行されていて、感心しました。 また、ダイバーシティや脳の発達特性について、身近な話題から入って、わかりやすく説明されていました。 ディスカッション中も、大人が多かったので経験談など話が途切れること無く時間が足りないくらいで、楽しかったです。 こういう機会が増えることが、ダイバーシティの実現に向かって行くのかもしれないですね。(保護者)
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