八千代松陰高等学校

IGSコースでは、高校2年生の夏に希望者を対象として、アメリカの大学での語学研修、企業訪問、フィールドワークを通じて問題解決力を養う『トレイルメーカーズプログラム（TMP）』を実施しています。

現地での研修をより有意義なものにするため、出発前には複数回の事前学習会が行われています。
第1回・第2回の学習会では、学生向け海外研修の引率経験が豊富なJTBスタッフをお招きし、講義を受けました。

第1回の「異文化理解セミナー」では、日本と海外（特にアメリカ）の文化や、意思の伝え方の違いについて、実例を交えながら学びました。
例えば、日本は相手の心情を察しながら遠回しに伝える『ハイ・コンテクスト文化』であるのに対し、アメリカをはじめとする欧米諸国では、自分の考えをはっきりと言葉にする『ロー・コンテクスト文化』が一般的とされています。
こうした違いにより、意図が正しく伝わらなかったり、相手に誤解や違和感を与えてしまうことがあります。セミナーでは、こうした文化的背景によるコミュニケーションの課題について、具体的な場面を想定しながら理解を深めました。

第2回の「海外研修でのリスクマネジメントセミナー・ホームステイでの心構え」では、滞在中にトラブルに巻き込まれないために注意すべき行動や緊急時の対応、また、ホームステイ先でのマナーやコミュニケーションの取り方について学びました。

事前学習を通じて、不安を自信に変えながら、安心して研修に臨むための準備を着実に進めています。