5/17は、探究系講座が11講座おこなわれました。ちょうど学校説明会がおこなわれており、土曜講座を見学された来校者のみなさんは口々に「すごい」と言ってくださいましたが、私たちにとって土曜講座は毎週おこなわれている出会いと学びの場なのです!
鍛冶体験ワークショップでは、一人ひとりが作品制作にチャレンジ!悪戦苦闘しながら、懸命に熱された鉄と向き合っていました。
参加した生徒の感想「自分が一生懸命叩いた鉄が形を変えていくのが面白かったし、それが形になって残るということが嬉しかった。私はあまり上手くできなくて時間がかかってしまったけど、講師の方がわからないところや手こずってしまったところを優しく教えてくれたので、最後まで楽しく出来た。」
「語りのレッスン」では、テレビの有名番組で広くナレーターをお務めの方に講師としてご来校いただき、芥川龍之介の『杜子春』を朗読するワークショップにチャレンジしました。「声で伝える」ことに特化した取り組みに、大いに刺激を受けてくれたようです。
参加した生徒の感想「いつもテレビで聞いているナレーターさんの声を生で聞ける機会はなかなかないと思うので、すごく貴重な経験になった。杜子春の物語の一部分を読んでくださった時も、すごく迫力のある声で、聞いているだけで物語に引き込まれた感じがした。アドバイスもたくさんしてくださり、「読む」という行為は忙しく、大変なことなのだと知った。次の講座ではグループごとの発表があるので、少し緊張するが、楽しみだ。」

「西アフリカ・マリの漁業を支援する」では、JICAを通じた途上国支援の実際について、多くお話を伺いました。
参加した生徒の感想「JICAの現地で支援をしてきた方が、西アフリカのマリで伝統的に行われているニジェール川の漁業の話をしてくれた。とても興味深く、水の主と呼ばれる人が水の精霊と交信して漁業を行うことがとても衝撃的で文化の違いを感じた。でも、とても理にかなっていて先人たちの知恵が活きているのだと感じだ。しかし、最近上流でのダムの建設や気候変動で漁獲量が減少していることが問題で、その解決策が話し合われた。(中略)今後このような事業にも関心を持ち、アフリカ情勢が良くなってほしいなと思っている。」

この日特筆すべきは、土曜講座史上初の、中学3年生が主催した講座です!「ことばのつながり」と題して、ドイツ語とフランス語、そして英語を相互に比較して、その異同を発見するワークショップが展開されました。中学生とは思えない高度な知識と言語能力、そしてワークショップのファシリテーションに脱帽でした!
参加した生徒の感想「初めて生徒主催の土曜講座に参加しました。参加型という形だったのでとても楽しかったです。また、学校で縦のつながりを持つことがなかったので、班活動のときはとても新鮮でした。この講座を受けようと思った理由は、日本語学に興味があったため他の言語にも目を向けてみようと思ったからなのですが、直接他の言語に接する機会がなかったのでとても圧倒されました。ヨーロッパ系の言語どうしのつながりについてということでしたが、説明にとても納得できました。また、考えるととても感慨深いものがあるなと思いました。」
主催した生徒の感想
「私は言語について、みんなに『面白い!』『もっと知りたい!』と思ってもらえるよう、内容や言葉選びにこだわりました。特に意識したのは、『情報を伝える』よりも『一緒に言語の世界を旅する』ような講座にすることです。準備は大変でしたが、受講してくれた皆さんが『楽しかった』『もっと知りたい』と言ってくれたことで、努力が報われたと感じました。この経験を、これからの学びや挑戦にも活かしていきたいです。」
「私にとって、学んできたことを人と共有するのは初めての経験だったので、準備では試行錯誤を繰り返しました。その時に、今まで自分が学んできたことを見直したことで、自分自身の知識や考えも広がったように思います。講座を開くにあたって、自分達が単調に話し続ける講座ではなく、一緒に体験してもらえるような講座になるよう心がけました。自分達の仕事は情報を伝えることではなく、ヒントを散りばめることであり、その先にある結論を見つけるのは受講したみなさんだということを意識しました。これも、二人で講座を計画しなければ気付けなかったことだと思います。講座を開く側に立つという新しい経験を通して、私は多くの学びを得ました。是非また講座を開きたいです。」
Copyright(c) Yachiyoshoin gakuen All Rights Reserved.