3月2日(木)、高校2年生では「萩SMOUTアワード」が開催されました。萩SMOUTアワードとは、修学旅行も巻き込みながら約半年に渡って取り組んできた課題解決型ワークの集大成として行われた、予選・準決勝・決勝からなる大規模なプレゼン大会です。テーマは「萩市の人口増加に向けた提言」。本校の校名の由来とも深いかかわりがあり、修学旅行で毎年訪問している山口県萩市への移住を促進するために、これまでのワークショップや修学旅行当日のフィールドワーク、さらには現地でのインタビューなどを通して班ごとに考えたアイデアを競います。
まずは、予選でクラス代表班を決めます。今回は、初めてのポスターセッション形式に挑戦しました。事前に用意したポスターを教室内の各所に掲示し、それをもとに2分間で人口増加案の概要を説明します。慣れない形式ながら、これまでのワークを通して練ってきた斬新なアイデアを熱く伝えてくれました。どの班もレベルが非常に高く、審査員泣かせのクラスもあったようです。
次に、オンラインで複数教室をつないで各クラスの代表が5分間のプレゼンをする準決勝が行われ、最終的に決勝に進出する6班が選ばれました。決勝の会場は体育館です。学年の全生徒がオーディエンスとして体育館に大集合しただけでなく、現地・萩市の観光協会の方々とも中継をつなぎました。
6班とも、全168班の代表というだけあって、様々な工夫を凝らした素晴らしい発表をしてくれました。緊張した様子もありましたが、非常に立派な姿でした。
審査の結果、第1位(グランプリ)がC2組2班、第2位がA5組2班、第3位がA2組6班となりました。結果発表後には、この3班を含め、決勝の舞台で堂々とプレゼンを披露したすべての班に対して盛大な拍手が送られました。
この萩SMOUTアワードの閉幕をもって、これまで高校2年生が取り組んできたワークも一区切りとなります。1年次から探究活動には積極的に取り組んできたこの学年ではありますが、萩市という遠く離れた地での実地調査や様々なワークショップなど、これまでとは異なる経験もたくさん積み、より幅広い視野と知見を手に入れることができました。来年度はこの取り組みを生かし、高校での探究活動の集大成である卒業レポート執筆にとりかかります。44期生の学びは、まだまだ歩みを止めません!
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